度重なる台風の影響で、半月ほど山口県内で足止めを喰らっていた寄神建設の「洋翔」が、ようやく目的地の那覇港に到着し、那覇空港の滑走路増設事業に伴うケーソンラ設置作業に従事し始めたようです。
公益社団法人西部海難防止協会那覇支援業務室のサイトによりますと、8月24日から9月15日まで約3週間をかけて、陸上の製作ヤードからケーソンを吊り上げて進水させ、港内にある仮置き場に移設する作業を行なうようです。
今回の作業が行われる範囲は、沖縄タイムスの12階に設置されているライブカメラからもよく見ることができます。岸壁に設置された他のクレーンたちとの圧倒的なスケールの差に、あらためて驚きますね。
また、地元の方がミニドローンを使用して撮影された動画がYoutubeにアップされていました。
これを見る限り、ケーソンは既に12函も製作されているようで、すべて「洋翔」が運ぶとなると、2010年のデビュー以来、最も規模の大きな作業になるのではないでしょうか。
なお、那覇空港の滑走路増設に関しては、下記のプロジェクトサイトが現場日記を今後アップしていくようですので、前述の公益社団法人西部海難防止協会那覇支援業務室とあわせて、気になる方はチェックしていくのもよいかと。