今週~来週と、名古屋港界隈で起重機船作業が行われるようです。伊勢湾海上交通情報センターによれば、本日10日の23:00には「鳴門丸」が。14日の9:30には「とよら丸」が入港します。
神戸発の鳴門丸は、曳航物件が63mとなっていますので、深田サルベージの「宏栄号」と思われます。名古屋港の船舶動静によれば、北浜埠頭に係留される模様。
しかし、今のところ、「宏栄号」がどのような作業を行なうのかは、MICSを見ても判明していません。
次に、とよら丸が曳いてくる物件は120mの起重機船です。東播磨にいる120mといえば、日本最大の起重機船・寄神建設の「海翔」しかありません(たぶん)。「海翔」が東日本に来るのは、2月に実施された大船渡湾でのケーソン吊り上げ以来でしょうか。
管制船舶の入出港情報によれば、W88岸壁に係留される模様。この岸壁は、先月に深田サルベージの「武蔵」が新日鉄からクレーンを持ってきた弥富埠頭の東側岸壁になります。MICSにも、重量物荷役作業として情報が載っています。
この場所は由良海運の私設岸壁となっており、アンローダーやセメントサイロが設置されています。 参考:私設岸壁・由良埠頭
となると、またアンローダーの据付、もしくは撤去が作業内容になるかと想像はしていますが、大阪湾海上交通センターの情報では、下記のとおり、とよら丸と同ルート、ほぼ同じ時間で「どうかい」が台船を曳航するようで、東播磨の神戸製鋼あたりで造られた製品を納品する、ということも考えられます。