2014年6月18日 柴山港外防波堤設置工事 寄神建設「海翔」

OLYMPUS DIGITAL CAMERA兵庫県の日本海側、香住町はカニとイカの名産地として関西では名の知れた町なのだそうですが、関東からはとにかく遠い場所なのです。

東京から空路・鉄路、ともに6時間かかるという遠方にて、起重機船を使った工事があると知ったのは、大阪湾海上交通センターの曳航船情報からでした。

寄神建設の起重機船が集う東播磨港から、「柴山」なる港へ起重機船が曳航されるとのこと。通過時間に各所のライブカメラで追ったら、曳航されているのは日本最大級の起重機船「海翔」でした。

そして、柴山港を調べてみると、なんとも巨大な円筒形ケーソンを用いた防波堤を数十年という計画で造っているではありませんか。

柴山港(避難港)について (舞鶴港湾事務所)
(この製作フローを見ると「海翔」の姿が!)

追って報じられた日本海新聞の記事によれば、ケーソンの設置工事が6月18日で、翌19日は製作途中のケーソンをドックに浮かせる作業だそうな。

そんなわけで、有休取って観に行ってしまったわけです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA18日の朝5時。
柴山港の西隣、香住港側から。もう、ジブが見えてます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAおお… この目で拝むのは二度目ですが、「山よりでかい」という表現以外に思いつかないくらいのスケール感。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAこの曳航船も、実は結構大きいんですよね…。
控えているケーソンは直径29.4m。巨大なビルを持ち上げるようなものです。しかも、「海翔」のパワー(4100t吊)を超える7000t超の重さがあり、移動の際は水の浮力を利用するため、ケーソンは海面から浮かび上がることはないそうです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA舞鶴港湾事務所柴山港出張所から。関係者の方、たくさんいらっしゃいました。数年に一度のイベントですから、注目度も高いようです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAさあ、設置場所である沖合へ移動開始です。私も工事が見渡せる場所まで急いで移動します。工事中は動いてるのかわからん程なのに、移動し始めたら起重機船は意外と速い。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA地元民も近づかないような獣道で1時間近く藪をこぎ、ケーソン防波堤のビュースポットである大山灯台に到着。既に国交省や関係業者の方々が沢山いらっしゃってました。仕事とはいえ、ご苦労様です…。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAこちらがケーソン防波堤。昭和の頃から造ってるそうですよ。気の長いお話です。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAこの高さから見てると、波はたいへん穏やかに思えたのですが、実際は工事するか否かギリギリの状態だったようで、設置のタイミングを取るのに何時間もかかっておりました。
そして、徐々に水をケーソンの中に入れて沈めていくのです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAケーソンの上を作業員の方々が行ったり来たり。何の作業をされていたのかは、全くわかりませんでしたが、徐々に人が減っていたので、単に視察に来られた人もいたのでしょうか。私がいる灯台も、いつの間にか4人だけに…。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA梅雨のど真ん中だったので、頻繁に雨に降られてました。カメラマンの方、お疲れ様です…。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA新しいケーソンが既設のものと同じ高さになった頃には、既に16時半を過ぎておりました。
この写真を撮ってすぐ、「こりゃいかん、明日は仕事だ!」と山を下り、再び1時間の藪こぎをした後、山陰本線で帰途についたのでした。
柴山駅を出た時点では、まだまだ明るかったのですが、京都から乗った東海道新幹線は最終の「のぞみ」。どれだけこの地域が遠いか、おかわりいただけましたでしょうか(;´Д`)

この日の「海翔」の動きをrecoloで撮影したものが下の動画になります。ちょいと長いですが、ご覧いただけましたら幸いです。


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